主要生命保険が直面している経営課題を整理すると、短期的なものと中長期的なものの二つに分けることができる。目先の最大の課題は、何といっても経営の健全性をどう確保していくかである。R&Iが二〇〇三年六月に発表したニュースリリースでも、「支払い余力が株価下落の影響で強く圧迫されている」「逆ざや問題が一段と深刻化している可能性が高い」と、主要生命保険の信用力について慎重な見方をしている。他方、中長期的な課題は過去のビジネスモデルからの脱却だ。
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生命保険マーケットや規制環境の変化が進むにつれて、「営業職員チャネルにより大型死亡保障を中心としたパッケージ商品を大量に販売する」といった伝統的な経営スタイルを維持するのが徐々に難しくなっている。さらに言えば、保険会社に根強い「売上至上主義」とでも呼べる文化から、会社価値の向上を目標とする文化に変わることが最大の課題だろう。
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