円をドルに替えたり、ドルを円に替えたりすることは、要するに円でドルを買ったり、ドルで円を買ったりしているわけです。その売買をするときには、その時点での為替レートが適用されます。注意したいのは、新聞などで見る為替レートと、円を外貨に替えるとき、および外貨を円に替えるときの為替レートは違うことです。外貨預金の為替レートには、三つの種類があります。一つ目が、TTSです。外貨預金を始めるには、まず円を外貨に替えなければなりませんが、そのときはTTSという為替レートが適用されます。TTS(テレグラフィック・トランスファーズ・セリング・レートの頭文字)というのは、対顧客電信売相場のことです。二つ目が、TTBです。外貨預金を円に替えるときに適用されます。TTB(テレグラフィック・トランスファーズ・バイング・レートの頭文字)というのは、対顧客電信買相場のことです。そして三つ目が、毎日「今日の円相場」としてテレビや新聞で報道されている為替レートです。これは「仲値」と呼ばれるレートで、銀行間で取引する場合などに適用されます。外貨預金を考えている人が、よく知っておかなければならないのは、その「仲値」と、TTSやTTBが違うことです。個人の外貨預金や海外送金に適用されるTTS、TTBは、仲値に、取り扱う銀行の手数料を加えたものなのです。TTSやTTBの差は通貨によって、また銀行によっても若干異なりますが、一般的に、円を外貨に僣えるときのTTSは、米ドルの場合(仲値プラス一円)、外貨を円に替えるときのTTBは(仲値マイナス一円)となっています。
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