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「新学期生受付中」といった看板

聞きたいことを十分に聞いたら、校舎見学などをさせてもらい、「親と相談する」などといって、帰りましょう。予備校・塾によっては、「クラス、講座の締め切りがあるので、本日中に申し込むように」などと決断を迫られることもありますが、あまり気にすることはありません。新学期に入っても(四月以降)、「新学期生受付中」といった看板は、きわめておおくの予備校・塾で出していますし、夏休みに入る直前まで(七月まで)「夏期講習生受付中」のノボリがはためいています。かりに、ほんとうに締め切られたとしても、多くの予備校・塾が、多様化し、受験生のさまざまな要求に応じようと努力していますので、類似したところは必ずあります。そこを探せばよいでしょう。しかし、とても気に入り、自分の心のなかで、ほぼ入ることに決まったなら、「仮入会」などをしておくとよいでしょう。これなら、一週間くらいキープしておくこともできますし、後で無料で断ることもできます。

受験競争が厳しくなって

受験競争が厳しくなって、今の子どもたちは勉強が大変だと思っている父母が多いが、60年代から70年代前半の教科書の方が難しかったのである。70年代に少し学習量のふえた科目があったが、80年代以降はかなり易しくなったのである。つまり、もう忘れてしまっているかもしれないが、今の中学生のお父さんやお母さんが使っていた教科書の方が、難しくて大変だったということが、意外と知られていない事実だ。これは数学にも同じことがいえる(2002年以降の数学の学習量はさらに減少する)。子どもの受験勉強の負担は、少なくとも高校受験に関しては三十年前、いや二十年前に比べてさえも軽くなっているということだ。それにもかかわらず、学習内容が過密で受験競争が大変だと騒いでいる教育関係者が今でもいるが、何かムードでフィーバーしているような気がしてならない。確かに受験競争意識は過熱しているが、受験競争率は低下し、学習内容は易しくなっていることを知らなくてはならない。

ありのままの自分を出す

対人関係の中で、ありのままの自然な自分の姿を伝えることを、社会心理学や最近の精神分析の理論では「自己開示」(selfdisclosure)といいます。専門的で難しそうですが、大げさに考えることはありません。たとえば、好みのタレントや歌手、個人的な趣味、恋人としてつきあってみたいタイプといったことを相手に伝えるだけでも、れっきとした自己開示です。初対面の場合、最初のうちは、相手のことをよく知らないわけですから、月並みな社交辞令になりますが、相手をより深く理解するようになると、悩んでいることや結婚相手として考えている人などについて話をするようになります。こうして自己開示の相互交換が深くなり、相手の能力や考え方を知ると、信頼とか尊敬、好意といった気持ちが生まれてきます。この気持ちは、勉強において多くの利点をもたらします。相手を信頼しているわけですから、自分にない知識や発想について相手から学びとろうという意思が生まれます。また、逆に、自分が新しく得た知識や発想について、相手にメッセージしようという意思も生まれます。これは、いうまでもなく知識の公開です。そして、相手と自分が同じレベルで意思疎通できることを望むのです。もし、あなたがこうした相手とめぐり合えたら、勉強をする最初の条件が整ったことになります。